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7月も終わり・・ [雑感]

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7月1日に「集団的自衛権」が閣議決定という事態になり、こういう状況はどうすれば変わるのだろうと、個人が考えてもどうしようもないことを考え落ち込んだりしているうちに、7月も終わってしまう。

6月28日の毎日新聞に「集団的自衛権」閣議決定に対する何らかの反対表明を出した地方自治体についての記事があった。6月28日の時点で137の市町村名が反対または慎重に、の立場をとり、137のうちの35市町村は長野県(私の出身地)で、長野県はなかなかがんばっているなと思った。その中でも生まれ故郷の市は「強く反対」を表明、と地方ニュースで報道され、ちょっとうれしかった。
7月になると反対する市町村はさらに増えたが、そんなことはお構いなしの閣議決定である。アベ内閣の支持率は下がりつつあるけれどまだまだ独走を止めることはできない。

なぜこんな独裁政治がまかり通るのか不思議なのだが、国会での答弁やテレビ番組のインタビューなどアベ首相や幹部らの発言を聞くと、明らかにある特徴がある。
どんな質問に対しても、<「集団的自衛権」によって戦争につき進むようなことは決してない>、<抑止力はこれによって高まりこれまでよりもっと安全になる>、の二つを、さも確信ありげに堂々と言い切っていること。

これを聞くと、いくらかの不安を感じた人も、そうか、まさか戦争になることはないだろう、と納得してしまう。
世論調査では、「集団的自衛権」の閣議決定に対しては、反対もしくは懐疑的という人の方が多いようだが、大方の人は(賛成派反対派ともに)、「まあ、すぐにどうこうならないだろう」「簡単に戦争になるということはあるまい」という楽観的気分が強いのではないだろうか。
政府の公報活動は巧みで、NHKも総力あげて政府の後押しをしているようだから、知らず知らずのうちに「今の時代は『集団的自衛権』も必要なのではないか」という考え(というより気分)が広がっていくのも無理はないと思う。
いろいろな場面で、自民党のいろいろな立場の人が世間に聞こえのいい言葉を無責任に発しているから、漠然と聞いていたら、問題点などさほどないように見える。

これまで65年間も戦争をしていないので「戦争」がどのように始まるものなのかを意識しない人も多いだろう。
「平和ぼけ」という言葉があるが、これまで平和を謳歌できたのはなんと言っても「平和憲法」のおかげだと言える。
それが「平和憲法」の実績というものだ。

「集団的自衛権」がこれからどういうことをもたらすのかの十分な検証・国民的論議もないまま、これまでの「平和憲法」の実績をまったく無視して、別の方向に無理矢理に舵取りしようとする内閣はまったく信用に値しない。

国民の安全や暮らしを守る、と言いながら、いまだ福島原発事故は収束もできないまま、これまで自民党が推し進めてきた原発の事故の責任も取らず(あやまってもいないのではないか)、まだ原発を経済政策の一つとして捨てようとはしない政府。

集団的自衛権の閣議決定の次は、実力行使による沖縄辺野古への基地移設。
貴重な生物の宝庫である辺野古の海を平気で破壊し、その理由は「危険な普天間基地を一刻も早く他に移すことが重要だ」と強調するばかりで、なぜ同じ沖縄県内に移設なのか、なぜ新たな環境破壊までして辺野古に基地を移すのか、については一言も答えず知らん顔だ。

誰がどうみたってひどすぎる話だ。
それなのにその暴走をとめられない、というのはどうしてなのだろう。
こういうことをずっと考えくよくよしていた7月だった。


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コメント 4

shira

 内田樹が安倍政権のやっているのは「法治」を「人治」に変えること、すなわち法よりも時の権力者の判断を優越するように政治システムを変えることだと言っています。
 してみると、仮に安倍晋三が心底「戦争はしない」と思っていたとしても、何の価値もないことになります。戦争を始めるも始めないも時の権力者の判断次第なのですから。
 コトは安倍晋三という人間の問題じゃないのです。時の権力者の判断で危なっかしいことになるような仕組みを作っちゃいかんのです。
それが「法の支配」なんですけどね。
by shira (2014-08-01 22:58) 

tamara

まさに「人治」ですね。
「法の支配」が軽んじられている今の状況は、ものすごく大変なことなのですが、どうしてこんなことになってしまったを考えると、「多数の論理」が働いているからとしか言いようがない気がします。ねじれ国会が良くないということが盛んに言われた頃からこういう体勢に突き進んでしまった感じがします。選挙でひっくり返すしかないのですが・・。
by tamara (2014-08-01 23:32) 

ayu15

それはそうでしょう。自民党改憲案と人治の中国の憲法は似てますから。

党名交換したほうが・・法の考え方 http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2014-07-14 
by ayu15 (2014-09-15 13:44) 

tamara

なんだかもう理屈じゃないんですね。

いろいろ賛成できない政策はあっても、今の内閣をとりあえず容認するという国民がけっこう多くいるという現実をどう理解したものか・・。
by tamara (2014-09-18 21:12) 

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