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桜の季節 [雑感]

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IMG_5284.JPG4月4日

今年の花見の季節も無事に終わりそう。
外出のついでに足をのばし、草加市の葛西用水路沿いの桜をわざわざ見物に行った。
前日の強風で桜の花がだいぶ散っていて、川は花びらで埋めつくされ、ストロベリーシェークみたいな色に染まっていた。
曇り空だったけれど、土曜日なので花見の人がけっこういて、みな食べたり飲んだりしていた。
おじさんバンドが元気よく賑やかに演奏していた。

以前の私なら、花見でちょっとしたおいしい物を食べたりお茶を飲んだりするくらいは許せるけれど、
大きなテーブルを広げたり、ゴミを持ち帰らないためにゴミ箱があふれていたり、風で色々な物が汚らしく散らかっていたり、カラオケやらが大音響を出していたり、という光景を目にするのが我慢できなかった。
極力人混みには近づかないようにしていた。

今年は花見をする人びとを見てもあまり腹立たしくはならなかった。

そんなことに一喜一憂している時代は過ぎ去ってしまった。
花見客のだらしなさなどを気に病んでいるようでは、今の日本ではとうてい生きていくことなんかできないのだ。

静かに普通の生活を送りたいと思っても、「原発問題が片づいていない」「基地問題は理不尽でめちゃくちゃ」「集団的自衛権やら何やら、きなくさい事がどんどん進められ、それを止められない」という現実をつきつけられていては、日常的に神経がかなりのストレスを受けている状態だ。
心おたやかに過ごすことなどとうていできないものである。

だから、花見のばか騒ぎなんかに目くじら立てる余裕はすっかりなくなった。
これまで、いろいろな絶望感、挫折感は味わってきたけれど、こんなに社会的危機を感じることはなかった。また危機を前にしてこれほどの無力感を感じたこと、もなかった気がする。

どう考えても許しちゃいけないでしょう、と思うことが素通りして行く。

現政府の暴走を何とか止めなくてはと誰しもが感じているはず、と思っていたら、それはとんでもない間違いで、「こんなひどい事が・・」と話題にすると、

「え〜っ、そうなの?」と初めて聞いたような返事だったり、
「そんなにひどいとは思わないな〜」というような反応だったり、

大方の人は、今の社会について特に心配はしていないようだ、ということがわかってきた。自分の身に直接ふりかかってくること・・給料が安い、労働環境が悪い、生活がしんどい、という不満はあっても、それは政治とは無関係に感じる事で、政治が変われば、という意識にはならない人が多いようだ。

もちろん、政府のせいで戦争にまきこまれそうになっている、などと考えている人はとても少ない。
むしろ、政府は「国際情勢における不安要素をとりのぞこうと強い姿勢を示してくれている」などと、私とは正反対の受けとめかたをする人の方が多いようだ、と最近わかってきた。

これじゃ、政治が変わるわけはないなあ・・という気持ちが強くなり、
同意見の人たちとたまに話したりすると、ちょっと元気にはなるものの、
少数意見ではどうしようもない。

というわけで、逆境に耐える姿勢を少しずつ身につけた私にとって、
今年の花見は苦痛のかけらもなく、何でもなかった。
人は見ずに、ただ桜だけを眺めていられた。

葛西用水路は1590年に徳川家康が進めた利根川東遷事業で作られてきたもので、埼玉東部から東京東部を流れる。(同じく埼玉・東京を流れる見沼代用水、愛知県の明治用水とともに、日本三大農業用水とよばれる)

用水路沿いの桜は古木が多いが、それでもずっしりと花をたくさんつけていて見事だった。

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コメント 3

mai

お久しぶりです。同感です。庶民のちょっとしたマナーの悪さや、弱者同士の反目などほとんど気にならなくなりました。「もっとずっとたいへんなことが進行しているでしょう?」と言いたくなります。でも危機感の弱い人が多いですね。時々、「自分の方が考えすぎかしら?」と感じてしまうほどです。
by mai (2015-04-13 16:30) 

tamara

maiさん、お久しぶりです。
こんなにひどい状況になるとは思っていませんでした。
教育基本法改悪あたりが悪夢の始まりですね。
報道されるニュースの何もかもがストレスで、どう向き合っていけばいいのか考え込む毎日です。
by tamara (2015-04-13 21:41) 

ayu15

鳩山政権のときから予想してました。うちの嫌な感はよく当たります。

問題はあったけど今鳩山政権が世論から批判されると、そのあと偉いことになるのがわかってたので批判的なことが書きにくかったです。
by ayu15 (2015-07-06 20:44) 

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